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誤嚥防止は長寿の秘訣。口腔ケアも忘れずに!

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何故誤嚥するの?

 

通常、飲食物や唾液は口腔内から下咽頭を通り食道へ運ばれます。何等かの理由によって下咽頭から喉頭、気管へ入ってしまう状態が誤嚥です。

誤嚥をするとむせたり、咳込んだりするのが通常なのですが、高齢者で反射機能が低下している場合、何の症状も起こらないことも有ります。

誤嚥は嚥下反射の障害や飲み込む力の低下等の『機能的要因』、食道の通過障害等の『器質的な要因』、うつ症状による食欲不振等の『心因的な要因』が原因で発生します。

特に高齢者、脳血管疾患(脳梗塞等)の後遺症、神経筋疾患(パーキンソン病等)、向精神薬等の薬剤服用者などで発生しやすいのです。

 

誤嚥性肺炎の恐ろしさ

 

誤嚥した飲食物や唾液中に細菌が含まれている場合、細菌が増殖して肺炎を発症する場合が有ります。これが誤嚥性肺炎です。

肺炎は日本人の死因の第三位です。こちらも参考にしてください。

 

 

 

日本人の死因第四位の脳血管疾患は誤嚥を誘発し、誤嚥性肺炎の原因の一つです。

 

誤嚥を防ぐには?

 

疾患が要因の場合は困難な場合が多いと思いかもしれませんが、リハビリにより改善する場合が有ります。

健常な高齢者ではリハビリは特に効果的であると考えます。

食べ物は入れない状態での舌や口のトレーニングにより咀嚼力や嚥下力を高めます。

口唇、舌、頬を動かすトレーニングにより口周りの筋力アップを図ります。

飲食時はリラックスし余分な力を嚥下器官に加えないことも大切と言われます。

呼吸訓練により、嚥下時の排泄力を高めるのも有効です。

実際の嚥下の練習にゼリー等を用いた訓練も有効です。大量のゼリーは窒息リスクが有りますので、少量で練習し少しずつ練習します。

実際の飲食では、食べ物の量を少量ずつにし、咀嚼をして確実に嚥下します。

大量に食物を口に含んだ状態での嚥下は誤嚥に繋がります。口腔内に残留することなく確実に嚥下することが大切です。

 

口腔ケアで肺炎を防ぎましょう

 

誤嚥をしたからと言って、必ず誤嚥性肺炎になるわけではありません。

食物中の雑菌や口腔内の雑菌の量、自身の免疫力の低下等が誤嚥性肺炎のリスク因子になります。

特に口腔内常在菌が誤嚥性肺炎の原因になると考えられます。

誤嚥性肺炎で分離される細菌には下記の嫌気性菌が多いようです。

 

ペプトストレプトコッカス(Peptostreptococcus)嫌気性グラム陽性球菌

プレボテラ(Prevotella)嫌気性無芽胞陰性桿菌

フソバクテリウム(Fusobacterium)嫌気性無芽胞陰性桿菌

 

特に高齢者では免疫力が低下しています。

口腔ケアをしっかりと行うことが大切です。

こちらも参考にしてください。

 

 

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  • この記事を書いた人
はねかわ

はねかわ

医療の世界に身を置き、常に情報収集。エビデンス情報が確かな承認医薬品に加え、積極的なエビデンス収集がなされにくいサプリメントや健康食品にもスポットを当て、予防医学、プレメディケーションの分野に貢献できればと考えています。専門分野は薬学、有機化学。薬学修士。

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