耳が遠い...とは?
高齢になると耳が遠くなります。「耳が遠い」とは?
実は「加齢性難聴の状態」を指しているのです。加齢性難聴の状態になっている人は、60歳代前半の5~10人に1人、60歳代後半では3人に1人、75歳以上になると7割以上との報告があるようです。

加齢性難聴の原因は?
内耳にある「蝸牛」と呼ばれる器官には細かい毛が生えています。この毛は「有毛細胞」から生えています。有毛細胞が障害されることで難聴が起こります。これが加齢性難聴の原因です。糖尿病、高血圧、動脈硬化などの生活習慣病やストレスにより、この細胞が更に劣化するので要注意です。

加齢性難聴になると...
高齢者は多くの場合、高い音の部分から聞き取りにくくなります。そして言葉が理解しにくくなります。軽度の加齢性難聴であれば自然の音が聴こえにくくなります。中等度の難聴になると、会話が困難になってしまいます。更に、高度~重度の場合、ほとんど音が聞こえなくなります。
早めに補聴器の使用を!
加齢性難聴の状態を改善させるには、補聴器を装用することがベストです。早い時期から装用する事がたいへん重要なのです。装用を遅らせると、音声を理解する力が低下することがあるからです。早めの手当てがとても大切なのです。
