ミドリムシ成分である『パラミロン』にはデトックス効果、コレステロール値の抑制、糖尿病、動脈硬化の予防、アトピーなどのアレルギー反応の予防や抑制が期待されます。
ミドリムシ(ユーグレナ)
ミドリムシは学名をユーグレナ (Euglena)と言います。鞭毛を持ち動物のように動き回りますが、植物として光合成を行う性質を持ち合わせています。動物とも植物とも異なる生物群に分類されます。虫とは異なりワカメや昆布に近いのではないでしょうか。
各種ビタミン類、ミネラル成分、アミノ酸、不飽和脂肪酸(DHA・EPAなど)、その他の成分としてパラミロン、クロロフィル、ルテイン、GABA、ゼアキサンチン、スペルミジン、プトレッシン等、豊富な栄養成分を保有し、サプリメントとして利用されています。
植物に含まれる葉酸やビタミンC、動物に含まれるビタミンB1、EPA、DHAなど両方の栄養素を備えているんです。ヒトが必要とする栄養素が詰まっているのです。
植物とは異なり細胞壁が無いため、消化吸収が良く効率的に栄養補給ができると言われています。
成分パラミロンについて
パラミロンはキノコ類や海藻類などにも含まれるβ-グルカンの一種であり、構造はデンプンに類似した炭水化物でブドウ糖が2,000個ほどβ1-,3結合により結合した多量体です。
粒子がらせん状に絡まった構造を有し、表面に多くの小さな穴があるため、活性炭のような物質の吸着効果があります。
難消化性のため、有害物質(たとえば、ダイオキシン、重金属など)を吸着し、体外へ排泄することができるのです。いわゆるデトックス効果です。
コレステロールである胆汁酸の吸着作用
コレステロールは肝臓で酸化され胆汁酸に変換されます。毎日、合計で20~30gの胆汁酸が腸内に分泌され、その9割が再吸収され利用されます。
これを腸肝循環と言います。
パラミロンはこの胆汁酸を吸着することにより、コレステロール値を下げる働きが有ります。
食物繊維に類似した働きがあるので、便秘改善効果、メタボリックシンドロームの予防効果が期待できます。
食物繊維についてはこちらを。
インスリン分泌ホルモンGLP-1の分泌促進作用
また、血糖値を下げるインスリンを分泌するホルモンであるGLP-1の分泌を促進する作用が有ります。糖尿病や動脈硬化等の成人病の予防効果が期待されます。
パラミロンの抗アレルギー作用
IgE抗体(免疫グロブリンE抗体)はアレルゲン(アレルギー誘因物質)と結合することでアレルギー反応が生じます。体内にIgE抗体が多い人ほどアレルギー反応が出やすいのです。
パラミロンには、IgE抗体の減少効果があると言われます。アトピー性皮膚炎の予防や症状の緩和が期待できます。
ユーグレナの副作用は?
ユーグレナによる大きな副作用はありません。成分は普段食事で摂る栄養素が中心で安心して使用可能です。食物アレルギーなどと同様、中には体質が合わない方もあるかもしれません。

