眉毛の発毛・育毛をコントロールしているのが男性ホルモンであるメチルテストステロン。実は女性にも男性ホルモンが分泌されており、男性ホルモンの効果は女性にも表れます。
この効果を利用した医薬品が「ペレウス」なんです。
ペレウスは一般用医薬品の第一類医薬品になりますので、ドラッグストアや通販で薬剤師より購入できます。
メチルテストステロン
メチルテストステロンは男性ホルモンです。
男性の機能改善、機能増強、不妊治療などに医薬品として用いられる成分です。
医療用医薬品である「エナルモン錠」の効能は「男子性腺機能不全、末期女性性器癌の疼痛の緩和、造精機能障害による男子不妊症、類宦官症、手術不能の乳癌」です。
一般用医薬品の内服剤でメチルテストステロンを含むものは、精力減退や性欲欠乏などの効能を有しています。
メチルテストステロンの外用剤
男性機能の改善に用いるメチルテストステロンの外用剤もあります。男性の陰嚢に直接塗布することで性機能改善が期待されます。
メチルテストステロンの性欲減退に対する効果は、女性にも効果が有ります。女性の場合、局部粘膜に塗布することで、性欲回復作用が期待されます。
そちらの作用については今回の本題ではありませんので、別の機会に紹介できればと思います。
発毛に対する効果
男性ホルモンの代謝物であるデヒドロテストステロンは男性の頭髪に対しては抑制的に働きます。男性型脱毛症の原因物質です。
しかし、男性ホルモンは部位によっては発毛効果を発揮します。男性の髭、胸毛、わき毛、陰毛、体毛が多いのは、すべて男性ホルモンの影響によります。
この効果は女性に対しても同様に作用します。
眉毛の発毛・育毛剤
体毛が欲しい女性は少ないとは思いますが、眉毛がもう少し濃い方が良いと感じる女性は多いと思います。
ほとんどの女性は眉毛を描いていると思いますが、ベースのまばらな眉毛をもう少し多くすれば、より映えるのではないでしょうか。
勿論、男性にも効果はありますし、もう少し男性らしくなりたいと思う人もいると思います。
そのための一般用医薬品が存在します。森下仁丹社が販売する「ペレウス」という一般用医薬品です。
こちらは眉毛の育毛を目的とした医薬品になります。
効能は以下の通りです。
ペレウス
ペン式で1日1~2回眉毛に塗布します。第1類医薬品なので薬剤師が販売する医薬品となります。
他にも啓芳堂製薬の「ミクロゲン・パスタ」という第1類医薬品が有ります。
こちらはチューブ式で眉毛のみならず、男性の髭や体毛の育毛が目的の製品です。
注意事項として頭髪やまつ毛への使用はNGです。
効能は以下の通りです。
ミクロゲン・パスタ
(顔面、胸部、四肢、腋下、恥部の発毛促進と育毛)
注意事項です。
次の人は使用しないこと
(1)本剤の成分に対しアレルギー症状を起こしたことがある人
(2)ご使用前に本剤をチューブから5mm程度出し、内股などの皮ふのうすい所にすり込んで、
翌日中に薬疹、発赤、かゆみ、かぶれ、はれなどの症状が現れた人
(3)アンドロゲン依存性腫瘍(例えば前立腺腫瘍、乳腫瘍(悪性))及びその疑いのある人
(4)妊婦、妊娠している可能性のある女性、授乳中の人
(5)小児(15歳末満)
(6)排尿困難を伴う前立腺肥大のある人
(7)前立腺検査※の結果、前立腺特異抗原(PSA)の値が2.0ng/mL以上の人(医師の判断に従うこと)
※本剤の有効成分(メチルテストステロン、プロピオン酸テストステロン)は前立腺腫瘍を進行させるおそれがあります。
a)特に50歳以上の男性は前立腺腫傷の罹患率が高まるため、本剤のご使用前に前立腺検査を受ける必要があります。
b)継続的にご使用の人は定期的な検査を受ける必要があります。
c)検査の結果、異常があった場合には直ちに本剤のご使用を中止して、医師又は薬剤師に相談すること
(8)睡眠時無呼吸症候群である人
(9)円形脱毛症の人

