カロテノイドとは
植物や植物などに由来の色素であるカロテノイド(カロチノイド)は750種類ほどあり、一般的な食事から摂取されるのもは、50~60種類と言われています。
カロテノイドであるキサントフィル類は黄色色素で多くの植物に含有されています。
キサントフィルは葉っぱの緑のクロロフィルとともに光合成に関与しています。秋になるとクロロフィルが変性して黄色や赤色色素で紅葉しますね。
動物はキサントフィルを生合成できませんが、卵の黄身は植物から摂取されたキサントフィルの色になります。
カロテン類
キサントフィル類)
ルテインとゼアキサンチン
ルテインとゼアキサンチンは眼の網膜に存在しています。眼のコントラストを改善したり、ブルーライトなどの光刺激から眼を保護する働きが有ります。
色素の色が黄色から赤味を帯びていて、その補色が青色となります。つまり青い光を吸収することでブルーライトから眼を守ります。
眼の網膜の黄斑という部位に存在するので黄斑色素と呼ばれています。その他、網膜、脈絡膜、網様体、虹彩、水晶体にも存在します。
加齢性黄斑変性や白内障の進行を遅らせると言われます。
加齢性黄斑変性
白内障
ルテインとゼアキサンチンを含む食材
ルテインとゼアキサンチンを多く含む食品です。
パプリカ、ニンジン、ブリッコリー、パセリ、ホウレンソウ、カボチャ、ケール、芽キャベツ、クコ、トウモロコシ
油との相性がよく、揚げたり、生の場合はドレッシングを利用するのが良いようです。
ルテインの1日の推奨量は6~10mgと言われますが、日本人の食事での研究では平均で1日1.52mgという結果でした。
食材のみで毎日の必要量を摂取することが難しい場合はサプリメントの利用も可能です。
サプリメントについて
ルテインとゼアキサンチンの両方が配合されているサプリメントが推奨されています。日本眼科学会からも加齢黄斑変性発症予防のために、ルテイン、ゼアキサンチン、ビタミンC、ビタミンE、亜鉛、銅を配合したサプリメントの摂取が推奨されています。