


筋肉量減少の要因
成長期に分泌される成長ホルモンの分泌量が減少していくことで、筋肉量の増加が抑制され始めます。もう一つ、筋肉量を増加させるホルモンとして、男性ホルモンであるテストステロンがあります。こちらの分泌量も減少に転じます。
筋肉の種類による違い
筋肉には速筋線維と遅筋線維があります。筋肉量の減少は速筋線維の方が遅筋線維より多く失われます。高齢になると、筋肉は素早く収縮ができなくなってきます。
サルコペニア
加齢による筋肉量の減少は約10~15%以下と言われます。これよりも重度の筋肉減少は「サルコペニア」(筋肉の喪失)と言われ、「フレイル」の原因になります。加齢の他、疾患や過度の運動不足が原因となります。
筋肉量の維持
定期的な運動により筋肉量の減少を抑制・遅延することが可能です。重力、体重、その他の方法により筋肉に対し負荷をかけ、筋肉を収縮させます。定期的な運動により、今まで運動していなかった人でも筋肉量・筋力の増強が可能です。
疾患による筋肉量の減少
何らかの病気が癌院で床上安静となった場合、筋肉量は大幅に減少します。1日間の床上安静で失われる筋肉量を補うためには、最大2週間の運動が必要と言われます。


