がん 健康に役立つ食品

大腸がんリスクを低減するには?

大腸がんの統計

 

西欧型の食事は大腸がんのリスクが高く、米国人の死亡原因の第2位が大腸がんです。日本ではどうでしょうか?2016年の統計では、日本人のがんによる死因のがん種別の順位は、男性では肺がん、胃がん、大腸がん(第3位)の順、女性では大腸がん(第1位)、肺がん、すい臓がんの順で、大腸がんによる死亡リスクが高いことがわかります。

 

米国がん研究協会データより…

 

同研究所のこれまでの研究で、食事・体重・身体活動によって、米国の大腸がんの50%は予防できることが示唆されている、とのことです。どうな活動でしょうか?

 

かっぱ君
予防できる症例数は毎年約6万7,200例に相当するんだって!

 

脂肪量のコントロール

健康体重を維持し、腹部の脂肪量をコントロール。腹部の脂肪は、体重にかかわらず大腸がんリスク上昇に関連するそうです。

適度な運動

適度な運動を定期的に行うこと。家の掃除からランニングまで、さまざまな活動が考えられます。常に身体を動かすことを心がけましょう。

繊維質の摂取

繊維質の豊富な食べ物をたくさん摂ること。1日あたり食物繊維10g(豆であれば1カップ弱)を摂ると、大腸がんリスクが10%低下するとのことです。

加工肉は避ける

ホットドッグやベーコン、ソーセージなどの加工肉を避けること。同じ重量で比較すると、加工肉による大腸がんリスクは赤肉の2倍にもなるそうです。

アルコール摂取

アルコールは止めるか、控えめにするのが良さそうです。

 

無理!(泣)
小悪魔

 

ニンニクの摂取

ニンニクをたっぷり摂ることは、良いらしい。エビデンスは、ニンニクの豊富な食事が大腸がんリスクを低減することを示唆しているといいます。

 

何よりも早期発見!

 

定期的な検査、特に便潜血や大腸カメラなどで、がんを早期発見することが大切です。人間ドックで詳しく診てもらうのが良いでしょう。大腸ポリープから大腸がんに癌化することもありますので、ポリープ切除はリスクの軽減となります。

 

 

 

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はねかわ

医療の世界に身を置き、常に情報収集。エビデンス情報が確かな承認医薬品に加え、積極的なエビデンス収集がなされにくいサプリメントや健康食品にもスポットを当て、予防医学、プレメディケーションの分野に貢献できればと考えています。今後、お金の話も取り入れていきたいと思います。専門分野は薬学、有機化学。薬学修士。

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