若さの秘訣は運動と栄養!
若さの維持には運動と栄養は欠かせません。ヒトの細胞は常に生まれ変わります。運動し必要な栄養を補給することで筋肉の細胞数が増加します。逆にそれを怠り、楽な人生を送ると徐々に老化が進行していきます。
筋力トレーニングを行う必要性
筋肉は動かすことで組織が維持されます。ザックリ言えば次のようなことが言えます。
ザックリ言えば…
必要な器官は成長し、使わない器官は減退していく!

宇宙飛行士が宇宙ステーションISSから帰還したとき、自立歩行できません。無重力では身体を支える筋肉を使う必要がないため、細胞数が減少し、筋力が低下するからです。
高齢者が一度寝たきりになると、二度と立ち上がることができなくなります。良くて車いす生活でしょう。
筋肉を成長・維持させるためには身体に必要性を認識させる必要があるのです。そのために効果的な方法の一つが筋力トレーニングです。
筋力トレーニングの更なる効能!?
筋力トレーニングで中年男性の骨粗鬆症リスクが低減するとのエビデンス情報があります。米ミズーリ大学の研究結果です。

男性では加齢に伴い自然に骨量が減少して骨粗鬆症のリスクが増加します。米国では約1,600万人の男性に骨量減少がみられ、200万人近くに骨粗鬆症が生じているとのことです。
研究では、骨量減少があるものの健康で活動的な中年男性に1年間ウェイトリフティングまたはジャンプのトレーニングを週1回60~120分行ってもらい、必要な栄養素であるカルシウムおよびビタミンDのサプリメントを摂取してもらいました。
試験開始時、6ヶ目、12ヶ目に骨の健康を評価した結果、ウェイトリフティング、ジャンプとも6ヶ月目には全身および腰椎の骨量が有意に増加し、12ヶ目も維持されていました。さらにウェイトリフティング群のみ、股関節の骨密度も上昇していたとのことです。
負荷が決めて!
筋肉トレーニングの方法次第で、筋肉のみならず負荷のかかる骨への影響が示された研究結果だと思います。
研究者は、「骨は機械的負荷がかかった箇所のみが強くなる。そのため、股関節と脊椎に負荷をかけるスクワット、デッドリフト、ランジ、オーバーヘッドプレスをしてもらった。また、筋力をつけるために負荷を徐々に上げ、骨の反応を最大限にし続けるため休養の週も設けた。この介入は有効かつ安全で、たいていの人が実行でき、自宅で行うこともできる」と話しています。