健康に生きるために必要なお金。お金を得るためにはお金に働いてもらうことが大切。
低金利時代の今日は貯金ではなく投資が重要になります。
今回は株式売買に必要なトレンド分析について解説します。
株式売買について
ご承知の通り株式売買は株を安く買って高く売ることにより利益を得ます。
他にも配当金や株主優待制度などが株を購入する意欲に繋がっています。
株価は株式会社の経営状況、社会情勢、世界の動きなどを元に売買する人々が今後の株価への影響を判断し、売買し、値動きします。
株を買う人々にも色々な背景があり、積極的に資金を得るために短期売買により利益を得る人、資金が豊富で中長期的視野でじっくり優良株を買う人など、生活背景によりスタンスの違いが有ります。
トレンド分析について
トレンド分析は日々の株価の変化を分析し、株価の上昇や下降の傾向を捕らえるための分析であり、短期の売買を行う投資家には重要なものになります。
変動する株価の現在のトレンドを分析し、買い時、売り時を探る作業が必要となります。
そこために必要な分析としてトレンド分析をあげることができます。
移動平均線
株価の現在のトレンドを知るために重要な指標に移動平均線があります。
過去5日間の株価の平均値の変化を捕らえたものが5日移動平均線、またもう少し長い値動きをみるための25日移動平均線(短期線)、更に長期的値動きをみる75日移動平均線(長期線)が一般的に使われます。
上昇トレンド
株価がどんどんと上がって行く状態にあれば上昇トレンドとなりますが、日々の細かな上下で判断する訳ではありません。
細かな上下は5日移動平均線(超短期線)により示されます。しかし5日移動平均線が上昇することが上昇トレンドの判断とはなりません。
そこで25日移動平均線が重要になります。
株価は常に上下を繰り返します。直近の株価が上下しつつ、日々の高値あるいは安値が上昇すれば25日移動平均線はゆっくり上昇していきます。
その場合、5日移動平均線が25日移動平均線より上(高値)なのか下(低値)であるのかが重要な判断材料になります。
25日移動平均線が上昇しつつあり、さらに5日移動平均線も上昇しつつ25日移動平均線より上にあれば、はじめてその株は上昇トレンドにあると判断されます。
下降トレンド
下降トレンドは上昇トレンドとは逆に、25日移動平均線が下降しつつあり、5日移動平均線も下降しつつ25日移動平均線より下に位置している状態になります。
株の買い時、売り時との関連性
トレンド分析は株を買うタイミングや売るタイミングに重要な指標になります。
株価の上がり方には色々なパターンがあり、じっくりと上昇することもあれば一過性に上がることもあります。
株価が将来、確実に上昇する保証があるわけではありません。上がると予想して購入し、失敗することはたくさんあります。
売り時についても同様です。売った株が更に上昇することもあります。
失敗する確率を減らすためにはトレンド分析をしっかりと行うことが大切になります。
詳しいことは次回以降にしますが、下降トレンドから上昇トレンドに変化したポイントは買い時、逆に上昇トレンドから下降トレンドに変化したポイントが売り時と言えます。
その他にも買い時、売り時は有りますが、株価のトレンドを分析することで売買ポイントを的確に判断することの一助となります。
ゴールデンクロスとデッドクロス
25日移動平均線(短期線)と75日移動平均線(長期線)がクロスするポイントであり、短期線の終値が長期線の終値を上回った場合がゴールデンクロス、逆に下回った場合がデッドクロスになります。
全体像を見るには良い指標ですが、短期売買するタイミング場合は、5日及び25日移動平均線によるトレンド分析が有用になります。